「あの人の書いたブログは読みやすいなあ」「反対に、自分の書いた文章なんかよみにくいなあ」と思ったことはありませんか?
今回は、読みやすく説得力のでる文章作成テクニックを20項目にまとめて徹底解説します。
【超基本】わかりやすい文章を書くための基本テクニック
【文章作成テクニック1】文章を短く区切る
文章は短く区切るようにしましょう。文を区切らずに長くなってしまった文章は一般的にわかりにくいです。
下記の例を見てみましょう。一文に全ての事柄をまとめています。
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- 私は通勤途中で財布をわすれた事に気づいた。
- 急いで取りに帰った。
- いくら家で探しても見つからなかった。
- 結局カバンの中にあることがわかった。
- 結果的に会社に遅刻した。
- 会議に遅れた。
- 課長から怒られた。
- さんざんな1日だった。
このように一つの意味単位で文章を区切ることを「一文一義」といいます。
一文一義にすると文章が単純になるため意味を理解しやすくなります。しかし、全て一文一義にすると機械的な印象になり意味のつがなりがわかりにくくなってしまいます。
そこで文章は短く一文一義を意識しつつ、読み難くならない程度に文章を一文一義〜一文三義程度までまとめるとバランスが良くなります。
今回の例では、【通勤の話】【カバンを探した話】【遅刻した話】【まとめ】の4つに分解すると、バランスよく読みやすくなります。
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- 私は通勤途中で財布をわすれたことに気づいて、急いで取りに帰った。(通勤の話)
- しかし、いくら家で探しても見つからなくて、結局カバンの中にあることがわかった。(カバンを探した話)
- 結果的に会社に遅刻して会議に遅れて課長から怒られた。(会社に遅刻した話)
- さんざんな1日だった。(まとめ)
【文章作成テクニック2】主語と述語を近くに配置する
「主語と述語の距離を近く配置する」ことで文章が理解しやすくなります。逆に、「主語と述語の距離が遠い」文章は、一般的に理解しにくくなります。
以下の例をみてみましょう。
この文章の主語・述語は「吉見さんは・・・・・見ていた。」です。しかし、主語と述語の距離が遠いので「吉見さんが、財布をわすれて取りに帰っているのか・・・」と読み手は想像してしまいます。
主語と述語を近くに配置すると下記のようになります。
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(改善例1)通勤途中で財布をわすれたことに気づいて、急いで取りに帰っている松本さんの姿を、吉見さんは見ていた。
ただ、「通勤途中で財布をわすれたことに気づいて、急いで取りに帰っている松本さんの姿」がやや長いですね。そこで「松本さん」を前に持ってきたり、文章を2つに分けても良いと思います。
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(改善例2)松本さんは通勤途中で財布をわすれたことに気づいて、急いで取りに帰った。そんな松本さんの姿を吉見さんは見ていた。
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(改善例3)吉見さんは次のような松本さんの姿を見ていた。松本さんは、通勤途中で財布をわすれたことに気づいて、急いで取りに帰っているところだった。
このように、主語と述語が遠く離れている場合は、近くに配置したり、文章を短く区切ったり工夫をしましょう。
【文章作成テクニック3】主語と述語のねじれを直す
主語と述語がねじれている場合は、正しい関係に直しましょう。
下記の例を見てみましょう。
「(主語)目標は」に対し述語が「法人化します」となっており、主語と述語の関係がねじれています。主語が「目標は」の場合、述語は「法人化(する事)です」が正しい関係になります。
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(改善例1)私の今年の目標は、法人化する事です。
「法人化します」を述語にする場合は、「私は」を主語にすると正しい形になります。
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(改善例2)私は今年、法人化します。
【文章作成テクニック4】代名詞の代わりに固有名詞を使う
代名詞は乱用せずに固有名詞を使いましょう。文中に代名詞を多用すると、読み手は文脈を把握する負担が増え、わかりにくい文章になります。
下記は代名詞を乱用した例です。
お盆休み後、そこから戻ってきたのですが、全身日焼けしていました。
代名詞は便利ですが、文脈を理解していることで初めて意味が通じます。読み手が流し読みをしている場合、代名詞を多用すると、読み手は「どれ?」「だれ?」と混乱します。
「代名詞」:「あれ」「これ」「それ」、「ここ」「あそこ」、「彼」「彼女」など。人・事物・方向・位置などを指し示すのに用いられる語。
「固有名詞」:「山田さん」「石垣島」「富士山」など。他のものと区別するために、そのものだけに付けた名詞
固有名詞のほかに「普通名詞」もあります。普通名詞は「人」「島」「山」など一般的な名を指します。
代名詞を固有名詞に修正した例が下記になります。
お盆休み後、そこから戻ってきたのですが、全身日焼けしていました。
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(改善例)私は、お盆休みに石垣島に旅行をしてきました。一日目に石垣島でみんなと合流して、西表島や竹富島にも行ってきました。
お盆休み後、石垣島から戻ってきたのですが、全身日焼けしていました。
このように、固有名詞を使うことで後半だけの文章を読んでも理解することができるようになります。
ただし、機械的に全て固有名詞にすると不自然な文章になりますので、自然な範囲で固有名詞を使いましょう。
Web上の文章は、特に流し読みされがちです。固有名詞を利用することで、文脈を把握しなくても理解できるようになるので、Web上の文章では特に効果的です。
また、代名詞を使わずに固有名詞を使うことで、文章中にキーワードの出現頻度も高くなります。
最近ではキーワードの出現頻度とSEOの因果関係は少なくなってきたと言われていますが、それでもキーワードを意識して利用すると良いでしょう。
【文章作成テクニック5】修飾語と被修飾語を近くに配置する
修飾語と被修飾語は近くに配置しましょう。修飾語と被修飾語が離れていると、わかりにくい文章になります。
修飾語とはほかの文節を修飾する語(主に形容詞・副詞)です。
被修飾語とは修飾語によって修飾される語(主に名詞・動詞)です。
例)おしゃれな服・・・修飾語は「おしゃれな」、被修飾語は「服」
下記の例を見て見ましょう。
この例のように、修飾語と被修飾語が離れていると、二通りの解釈ができてしまうことがあり、読み手が混乱します。
「珍しいことに」が「30分前に・・・」にかかる場合は、修飾語と被修飾語の距離を近くします。
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(改善例)山田さんは、おしゃれな服を身につけて、珍しいことに30分前に待ち合わせ場所に到着していた。
「珍しいことに」が「おしゃれな服を身につけて」にかかっている場合は、句読点(、)を使って文章を区切るとわかりやすくなります。
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(改善例)山田さんは、珍しいことにおしゃれな服を身につけて、30分前に待ち合わせ場所に到着していた。
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(改善例)山田さんは30分前に待ち合わせ場所に到着していた。珍しいことにおしゃれな服を身につけていた。
修飾語と被修飾語の関係をわかりやすくするため
- 修飾語と被修飾語の距離を短くする
- 句読点(、)を利用して文章を区切る
【文章作成テクニック6】「の」の連続を別の表現に書き換える
3つ以上連続している「の」は別の表現に書き換えましょう。一文の中に連続して「の」がある文章は、わかりにくくなります。¥
下記例は、「の」が4つも連続している例です。
「山田さんの担当の会社の一部の従業員」と、「の」が4回も出てきてわかりにくい文章になっています。
「の」を「が」に変更するなど、別表現で書き換えるとわかりやすくなります。
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(改善例)山田さんが担当している会社では、一部の従業員がストライキを起こしたらしい。
説得力のある・飽きさせない文章作成テクニック
【文章作成テクニック7】主観的文章と客観的文章を使い分ける
主観的文章と客観的文章を使い分けることで、文章に説得力がでます。
まずは主観的な文章と客観的な文章の違いを見てみましょう。
このPCは古い。
(例)客観的な文章
このPCは10年前に購入されたものだ。
主観的な文章とは
主観的な文章とは、自分の立場から見た考えや意見を書いた文章のことです。
客観的な文章とは
特定の立場にとらわれず、第三者の立場から見て納得できる文章のことです。証拠となるデータなどが必要です。
読み手に納得感を持たせるためには、主観的な文章に加えて客観的な事実も加えることが効果的です。
このPCは10年前に購入されたもので古い。
何かを主張する際は、客観的な文章を入れることで説得力が増します。 下記の例を見てみましょう。
このPCは古くて不便です。ですので、PCを新たに購入してください。
上記の文章に客観的な事実を加えた文章が書きになります。
このPCは10年以上前に購入した古いPCです。バッテリーも壊れていて不便です。ですので、PCを新たに購入してください。
ここでは「10年以上前のPC」「バッテリーも壊れていて」という客観的な文章(事実)を追加しました。
このように客観的な事実を加えることで、「だからこうなんだ」という主観的な意見・主張の流れになり、読み手に納得感を与えることができます。
主観的文章と客観的文章を使い分けたり、
客観性を出すためによくあるコンテンツとしては、下記のようなものがあります。
- 数字やデータを掲載する
- 引用元(ソース・根拠)を明示する
【文章作成テクニック8】数字で表現する
「多い・少ない」「高い・安い」などの表現は、数字で表現できないか考えてみましょう。数字を入れることで、読み手に印象を与えて客観的な文章にもなります。
「たくさん」という表現は、どのくらいが「たくさん」なのか人によって変わり、印象にも残りません。具体的な数字として表現することで、読み手に印象を与えることができます。
例えば「500人の事業主が受講しました。」という場合、500人という事実は伝わりますが、多いのか少ないのかの情報はありません。
ここで少しでも多い人数という主張を強調するなら、「500人もの」や「なんと500人」のように表現することができます。
小さく見せたい場合は「たった500人」のように表現することができます。
■値段が高い、安い
(例)宿泊代が高かった。
(改善例)宿泊代が10万円もした。
■時間が早い、遅い、長い、短い
(例)待ち時間はそれほどかからなかった。
(改善例)待ち時間は10分もかからなかった。
■量が多い、少ない
(例)ステーキのボリュームが大きかった。
(改善例)ステーキのボリュームが500gもあった。
■種類が多い、少ない
(例)ランチメニューが少なかった。
(改善例)ランチメニューが2種類しかなかった。
■速度が速い、遅い
(例)あの車はとても早かった。
(改善例)あの車は時速180kmをオーバーしていた。
■広さが広い、狭い
(例)新しい事務所はとても広い。
(改善例)新しい事務所は50㎡もある。
■距離が遠い、近い
(例)駅から事務所まで結構距離がある。
(改善例)駅から事務所まで2kmも距離ある。
また単純に数字で表すよりも比喩を用いた表現を使ってよりインパクトを与えることも可能です。
↓↓↓↓
(数字を用いた例)今日は猛暑で、車の表面が80度近くの高温になっていた。
OR
(比喩を用いた例)今日は猛暑で、車の表面で目玉焼きが焼けるほどの高温になっていた。
【文章作成テクニック9】普通名詞よりも固有名詞を。より具体的な名詞を使う
名詞は「普通名詞」ではなく、具体的な「固有名詞」を使うことで、印象に残る文章になります。
「固有名詞」は、「鈴木一郎」といった人の名前や「寝屋川」といった地名のように、ただひとつ存在する名称のことです。これに対し、「普通名詞」は「野球選手」「川」のような一般的な名称のことです。
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(改善)このお店には、野球選手の鈴木一郎選手も来たようです。
【文章作成テクニック10】否定表現を肯定表現に変える
否定的な表現があったら、できるだけ肯定的な表現に変えましょう。否定的な表現は、読み手にネガティブ・威圧的な印象を与えてしまいます。
下記は、否定的な表現を使った文章例です。
よく見かける文章ですが、否定表現はネガティブな印象を与えがちです。否定を肯定表現に書き換えると、ポジティブな印象に変わります。
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(改善例)弊社では、平日の月〜金曜日でお電話による受付をしています。
作業は深夜しかできません。少しずつアクセスは増えてきたものの、全然稼げていません。
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(改善例)私は、会社員をやりながら、ブログでアフィリエイトをしています。
作業は深夜に行っています。まだ稼げてはいませんが、少しずつアクセスが増えてきました。
ポジティブな印象を与えたい場合は肯定表現がベターです。
ただし、「注意」や「危険」「禁止」を意図して伝えたい場合は、否定表現を使いましょう。
(例)ここで喫煙しないでください。煙を感知し警報が鳴ります。
【文章作成テクニック11】受動態を能動態に修正する
受動態を使っている表現があれば、能動態に表現を変えるとポジティブな印象を与えることができます。
下記は受動態を使った文章例です。
↓↓↓↓↓
(改善例)弊社は、現在進行中のプロジェクトを中止します。代わりに新しいプロジェクトを開始します。
受動的な表現は第三者的で消極的な印象を与えます。できるだけ能動表現に変えましょう。
【文章作成テクニック12】単調な文末を避けて語尾のパターンを増やす
語尾のパターンを増やして飽きない文章を作りましょう。「〜です」や「〜ました」を繰り返すと単調な印象読み手に与えます。
下記の例を見てみましょう。
しかし、仕事内容が合わず1年で退職しました。
その後Iは、IT会社に転職しました。
そして一年前にプログラマとして独立しました。
文末が全て「・・・ました。」で終わっていて機械的な感じになっています。このような場合、適度に語尾を変えることで飽きない文章に改善できます。
しかし、仕事内容が合わず1年で退職しました。
その後Iは、IT会社に転職しました。
そして一年前にプログラマとして独立しました。
↓↓↓↓↓
(改善例)山田さんは、新卒後希望していた商社に就職しました。
しかし、仕事内容が合わず1年で退職することになったのです。
その後は、IT会社に転職。
そして一年前にプログラマとして独立を果たしました。
- 〜でした。
- 〜ました。
- 〜です。
- 〜ます。
- 〜でしょう。
- 〜ません。
- 体言止め
【文章作成テクニック13】ひらがな、カタカナ、漢字を使い分ける
ひらがな、カタカナ、漢字を使い分けて、与える印象を適切に変えましょう。
たとえば、下記の「おしゃれ」という単語をみてみましょう。
- おしゃれな格好
- オシャレな格好
- お洒落な格好
最後の漢字表記の「お洒落」は、どちらかというと上の世代向けの表記でしょうか。
このように、同じ単語でも、ひらがな、カタカナ、漢字を変える事で印象は変わります。読み手に応じて使い分けましょう。
- ひらがなには、優しい印象や読みやすさを与えるメリットがある反面、幼稚な印象を与えるリスクがあります。
- カタカナには、若者向け・クールな印象を与えるメリットがありますが、意味が把握しにくく幼稚な印象を与えるリスクがあります。
- 漢字は、短い単語で意味を伝えやすい反面、単語によって読みにくい・固い・古い印象を与えるリスクがあります。
不用意に使わない方がよい文章表現
【文章作成テクニック14】安易に主語を省略しない
複雑な文章では安易に主語を省略しないようにしましょう。主語を省略すると、解釈が複数にわかれてしまう場合があります。
下記の例を見てみましょう。
このように、登場人物が複数存在する文章で安易に主語を省略すると、解釈が別れる可能性があります。
ここでは「木村さん」が待ち合わせ場所を間違っていたとしましょう。私も含めて全て主語を明記すると下記のようになります。
ただし、全く省略しないとくどくなるので、明らかに分かる主語については省略しましょう。
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(改善例)私は8時に木村さんと待ち合わせをしていたが、木村さんは時間になっても来なかった。電話をしてみたところ、木村さんは待ち合わせ場所を間違っていた。
このように、複数の主語が存在する文章で安易に主語を省略すると誤解が生まれます。主語を安易に省略しないようにしましょう。また、自然な文章になるように、明らかに分かる箇所については省略したり、長い文章は二つの文章に分けたり工夫しましょう。
【文章作成テクニック15】「〜のように〜ない」を使わない
「〜のように〜ない」という表現は、読み手によって2通りに解釈にわかれる場合があるので、使わないようにしましょう。
下記の例をみてみましょう。
「〜のように〜ない」という表現は曖昧になりがちなので、「〜と同様に〜ない」あるいは「〜と違って〜ない」といった明確な表現をに修正しましょう。
■西村さんは見やすいブログが書ける場合
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(改善例)山田さんは、西村さんと違って、見やすいブログが書けない。
■西村さんも見やすいブログが書けない場合
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(改善例)山田さんは、西村さんと同様に、見やすいブログが書けない。
「~のように~ない」は、誤解を招きますので、他の表現に修正しましょう。
【文章作成テクニック16】類推・伝聞・可能性など無難な表現を多用しない
「〜らしいです」や「〜と思います」といった無難な表現を多用すると、文章に信頼性がなくなります。可能な限り断定系の文章を作りましょう。
下記の例をみてみましょう。
↓↓↓↓↓
(改善例)最近はワードプレスというソフトを使って、多くの人がホームページを作成しています。
プログラミングができなくてもある程度のことならできると聞きました。私も今度チャレンジします。
調べたらわかることや自分の意思に関することなど、できるだけ断定的な表現を選択して文章を作ると、強く積極的な印象になります。
「読み手が本当に?」と思う事柄については、断定系の表現とともに、外部のデータソース(情報源)などを引用することで、読み手に説得力を持たせることができます。
例えば、先ほどの「最近はワードプレスというソフトを使って、多くの人がホームページを作成しています。」の場合、次のように引用元を明示することができます。
下記は実際に2018年7月時点の日本におけるCMSシェアになります。
https://w3techs.com/technologies/segmentation/cl-ja-/content_managementより引用
【文章作成テクニック17】二重否定を避ける(肯定表現に修正する)
二重否定があれば、肯定に直してわかりやすくポジティブな文章にしましょう。「〜ないようではない」と言った二重否定はまわりくどくネガティブな印象を与えます。
下記は二重否定を使った例文です。
二重否定をすると、読み手はネガティブな印象を持ちます。肯定表現に直すと下記のようになります。
↓↓↓↓↓
(改善例)来週末までに納品できます。ただし、明日までにご発注いただく必要があります。
分かりやすい文章作りという点では、二重否定をおすすめしません。
しかし、迷っているという心情を表現したい場合に、二重否定を使うと効果的な場合があります。
(例)仕事を辞めたいというわけではありませんですが、しばらく休みを取ります。
ネガティブな印象の二重否定があったら肯定系に修正して、わかりやすくポジティブな印象を与えるようにしましょう。
正しい文法を意識する
【文章作成テクニック18】「である」「です・ます」調を統一する
文末の表現は大きく分けると「である」(常体)と「です・ます」(敬体)の2つがあります。読み手の事を考えてルールを設けて統一しておきましょう。
必ずしも文章全体で統一する必要はありませんが、当記事のように、「見出しは『である』調」、「文章は『です・ます』」といったようにルールを設けておくと、読み手も読みやすくなります。
文章の中に意図せずに不規則に「である」や「です・ます」が混在していると、読み手も読みにくくなるので気をつけましょう。
【文章作成テクニック19】「口語体」と「文語体」を使い分ける
「口語」とは話し言葉のことで、「文語」とは書き言葉のことです。「口語」は親しみやすい文章となり、読み手に親近感を与えますが、企業向けの正式な文章は「文語」で書く必要があります。
個人ブログで感想を載せる場合は口語体がマッチする場合もありますが、企業としての正式な情報発信では文語体が適しています。状況によって使い分けましょう。
【文章作成テクニック20】「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」を使い分ける
「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」を使い分けましょう。
尊敬語は、相手に関わるものに敬意を表す表現です。
謙譲語は、自分や自分の身内にまつわるものについてへりくだる表現です。
丁寧語は、丁寧な言葉で相手に敬意を表す表現です。
語尾に「~です」「~ます」「~ございます」をつけます。
二重敬語とは、同じ種類の敬語を重複して使用することであり、具体的には「尊敬語+尊敬語」、または「謙譲語+謙譲語」の構造のことを指します。
必要以上に敬語を使うと、まわりくどくなります。
状況に合わせて「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」を正しく使いましょう。
【まとめ】人にも検索エンジンにも分かりやすい文章作りを心がけよう
いかがでしたでしょうか。今回はわかりやすいSEOに効く分かりやすい文章の作り方をご紹介しました。
- 【1】文章を短く区切る
- 【2】主語と述語を近くに配置する
- 【3】主語と述語のねじれを直す
- 【4】代名詞の代わりに固有名詞を使う
- 【5】修飾語と被修飾語を近くに配置する
- 【6】「の」の連続を別の表現に書き換える
- 【7】主観的文章と客観的文章を使い分ける
- 【8】数字で表現する
- 【9】普通名詞よりも固有名詞を。より具体的な名詞を使う
- 【10】否定表現を肯定表現に変える
- 【11】受動態を能動態に修正する
- 【12】単調な文末を避けて語尾のパターンを増やす
- 【13】ひらがな、カタカナ、漢字を使い分ける
- 【14】安易に主語を省略しない
- 【15】「〜のように〜ない」を使わない
- 【16】類推・伝聞・可能性など無難な表現を多用しない
- 【17】二重否定を避ける(肯定表現に修正する)
- 【18】「である」「です・ます」調を統一する
- 【19】「口語体」と「文語体」を使い分ける
- 【20】「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」を使い分ける
ここでは、わかりやすい・正しい文章作成のテクニックを20個ご紹介しました。より文章作成のテクニックを身に付けたい方は、下記の本もおすすめです。
なお、これからブログを始めようと考えている方向けに「【WordPressの始め方総まとめ】ワードプレスブログの作り方」でWordPressを使ったブログアフィリエイトの始め方ご紹介しています。
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
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