ブログやアフィリエイトなどWebサイトを運用している方は、「サブドメイン」と「サブディレクトリ」という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。
今回は「サブドメインとサブディレクトリの違い」をメインに、それぞれのメリットデメリットやSEOでの評価に優劣はあるのか?それぞれの使い分けはどう決める?などを詳しく紹介していきますので、是非お役立てください。
この記事でわかること
- サブドメインとサブディレクトリについて
- サブドメインとサブディレクトリの違い
- サブドメインとサブディレクトリはSEOでの評価に優劣はあるのか
サブドメインとサブディレクトリの違い
サブドメインとサブディレクトリの違いは下記の通りです。
ルートドメイン | サブドメイン | サブディレクトリ |
---|---|---|
webst8.com | shopping.webst8.com | webst8.com/blog/ |
上記例では、「shopping.webst8.com」がサブドメインで、「webst8.com/blog/」がサブディレクトリです。
サブドメインとは
サブドメインとは、ルートドメイン「〇〇〇.com」の前に任意の文字列で「△△△.◯◯◯.com」のように、ルートドメインから派生した異なるドメインのことをサブドメインと言います。
例えば、「shopping.webst8.com」と「www.webst8.com」は、ルートドメインである「webst8.com」のサブドメインとなります。
実例で言うと、検索エンジンで有名なGoogleは、Google翻訳やGoogleショッピングなど、検索エンジン以外にも数多くのサービスをリリースしており、下記に記載している一部サービスはgoogle.comのサブドメインとして運用されているサービスになります。
サブディレクトリとは
サブディレクトリとは、ルートドメイン「〇〇〇.com」の後に任意の文字列で「◯◯◯.com/△△△/」のように、/(スラッシュ)で区切られた階層のことをサブディレクトリと言います。
例えば、「webst8.com/blog/」と「webst8.com/job/」は、「webst8.com」のサブディレクトリになります。
こちらもGoogleを例に、ほとんどの方が利用した経験があるであろうGoogleマップをはじめ、各サービスの紹介ページはgoogle.com/△△△/のようにサブディレクトリで運用されています。
項目 | ドメイン |
---|---|
Google検索 | google.com |
Googleマップ | google.com/maps/ |
Googleビジネスプロフィール | google.com/business/ |
Googleドライブ | google.com/drive/ |
サブディレクトリの使い方
サブディレクトリの使い方は、ルートドメインと同じテーマのサービスやコンテンツを運用する場合に適しています。
当サイト(WEBST8のブログ)のトップページURLは「webst8.com/blog/」ですが、これは「webst8.com」というルートドメインのサブディレクトリで運用されています。
WEBST8(https://webst8.com)はホームページ作成教室、WEBST8のブログ(https://webst8.com/blog/)はホームページ作成やWebに関するブログとなっており、ルートドメインとサブディレクトリは同じテーマのサイトになっています。
サブディレクトリ型のメリット
- サブドメイン型と比較してサブディレクトリ型の方がルートドメインの評価を受けやすい
- 高品質なコンテンツを入れることでサイト全体の専門性が向上できる
サブディレクトリ型のサイトは、サブドメイン型と比較して、ルードドメインの評価を受けやすいと言うメリットがあります。
サブディレクトリ型のオウンドメイディアなどを作り、ルートドメインと関連性の高く質の高いコンテンツを入れて運用し、サイト全体の専門性を向上させることができるため、Googleの品質評価指針の一つであるE-A-Tを高めることが期待できます。
E-A-Tとは、「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の頭文字をとって省略した名称で、コンテンツの品質評価の大事な要素の一つです。
参考:https://developers.google.com/search/blog/2019/08/core-updates#get-to-know-the-quality-rater-guidelines-and-e-a-t
サブディレクトリ型のデメリット
- サブディレクトリのコンテンツの質が低い場合、ルートドメインにも悪影響を受けやすい
サブディレクトリのサイトはルートドメインの評価の影響を受けやすい一方で、サブディレクトリのコンテンツの質が低い場合、ルートドメインにも悪影響を受けやすいというリスクがあります。
サブディレクトリの運用によってはルートドメインに悪影響を及ぼし、検索順位を落とす可能性もあり得ます。
サブドメインとサブディレクトリはどっちを使うべきか
サブドメインとサブディレクトリは、どちらがSEOの評価が高くなるのか?の問いに対してGoogle側の解答は、サブドメインとサブディレクトリどちらを利用してもSEOでの優位性は変わりませんと答えています。
一般的な使われ方としては、同じジャンル・テーマ・事業であればサブディレクトリ型が、異なるジャンル・テーマ・事業であればサブドメイン型(または別のルートドメイン)で利用されることが多いです。
どちらにしても、サイトのURL構造を変更すると、検索順位が落ち着くまでに時間がかかります。
サブドメインかサブディレクトリにするか、あるいは新しいルートドメインを取得するか、どちらを利用するかはご自身のテーマや目的によって考えると良いでしょう。
まとめ
まとめです。今回は、「サブドメインとサブディレクトリの違い」をメインに、それぞれのメリットデメリットやSEOでの評価に優劣はあるのか?それぞれの使い分けはどう決める?などについて紹介しました。
項目 | サブドメイン | サブディレクトリ |
---|---|---|
URL | shopping.webst8.com | webst8.com/blog/ |
よくある使い分け方 | ルートドメインとは異なるテーマのサイトやサービス | ルートドメインと同じテーマのサイトやサービス |
サブドメインとサブディレクトリはどちらにしてもSEOの優位性はないと言われていますが、実際の検索結果を見てみると色々勉強になることが多いと思います。
検索順位が高いブログやメディアは何故上位表示されてるのか?そのサイトは「サブドメイン」「サブディレクトリ」どちらで運用されているのか?などに着眼してみると気づきも多いかもしれません。
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今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
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