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ブログを始めるならnote?WordPressとの違いや注意点も紹介

「ブログで収益化してみたいけど、noteとWordPressのどちらを使うのがいいんだろう?」と迷っている人もいると思います。

ブログ目的において、noteは「無料で手軽に情報発信したい人」や「自分の書いたコンテンツを有料で販売したいクリエイター思考」の人に向いています。

一方、WordPressは「アフィリエイトで収益化したい人」「自由度・記事の資産性を求める人」「自社サービス・商品を販売したい人」に向いています。

本記事では、noteの特徴や機能面に焦点を当てつつ、WordPressとの違いについて解説していきます。

 

 

noteの特徴や機能

 
noteは「クリエイターが楽しんで創作活動ができる場」というコンセプトで提供するメディアプラットフォームです。個人ユーザーに人気のほか、近年は企業によるアカウント運営も盛んです。

まずはnoteの主な特徴や機能は下記の通り。

  • 無料で誰でも数分間で創作を始められる
  • シンプルで清潔感のあるデザイン
  • コンテンツに値段をつけて販売できる

 
(参考)noteの特徴、使い方、機能紹介 | note公式サイト

 

無料で誰でも数分間で創作を始められる

noteはアカウントを作るだけで、すぐにコンテンツ作成を始められます。

WordPressのようにドメインやサーバーを契約して、WordPressの設定をして…といった手間がないため、PCが苦手な人でも手軽に始められます。

noteのコンテンツは、以下5種類の形式に対応しています。

  • テキスト
  • 画像
  • 音声
  • 動画
  • つぶやき

 
2023年現在は、テキスト主体のコンテンツがかなりの割合を占めています。

シンプルなデザインですが、太字での強調や箇条書きなど装飾が可能で、動画や画像を組み合わせることも可能です。

また、利用者同士の交流機能もあり、お気に入りのコンテンツに「スキ」をつけたりコメントをつけたりと、SNSのように利用できます。
 

関係ない広告が表示されずシンプルで見やすいデザイン

noteは余白が多く、シンプルで見やすいデザインになっています。

また、無料ブログサービスには広告や宣伝コンテンツが多数表示されて見にくい状態になっていることが多いですが、noteには視認性を阻害するような広告が基本的に表示されません。

他の人の記事を読む際も、コンテンツだけに集中できるすっきりとしたデザインが好きという人も多いです。
 

記事コンテンツを有料販売できる

 

一般的なブログサービスや、Twitter(X)やInstagramなどSNSとの大きな違いは、コンテンツに値段をつけて有料で販売できる点です。

noteにはコンテンツを使った収益化のプログラムがいくつか用意されており、創作を楽しみつつ収益を得られるチャンスがあります。

noteでの収益化方法は、主に以下の4つがあります。

有料記事 有料マガジン メンバーシップ 定期購読マガジン
販売形式 買い切り型 買い切り型 月額課金型(サブスク) 月額課金型(サブスク)
対象者 誰でも可能 誰でも可能 誰でも可能 noteプレミアム会員&審査あり

 

なお、有料コンテンツ販売時に手数料が下記の通りかかります。

事務手数料 購読者の決済手段によって下記の通りの手数料がかかる
クレジットカード決済 :売上金額の5%
携帯キャリア決済   :売上金額の15%
PayPay決済 :売上金額の7%
プラットフォーム手数料 有料記事、有料マガジン、サポート、メンバーシップ:10%
定期購読マガジン:20%
振込手数料 売上金のお支払い1回あたり1回のみ発生
270円

(参考)コンテンツを販売する際に引かれる手数料 | note公式サイト

下記にnoteで提供されている収益化の方法を詳しく説明していきます。

 

有料記事

noteでは、制作した記事を1記事単位から販売できます。価格は100円から1万円を超えるものまで様々です。

全部で1万文字の記事の最初の1,000字だけ無料で見せるなどの設定も可能です。

たとえば、「ブログでアクセスを増やす方法」「chatGPTの便利なプロンプト30選」といったノウハウ系記事から、「〇〇試験予想問題集」や「〇〇競馬予想」など予想系記事、評論・レビュー記事など、いろいろなコンテンツが有料で販売されています。
 

有料マガジン

有料マガジンとは、記事を束ねてひとまとめにして販売する形式です。

一緒に読んでほしい記事をまとめて、本や雑誌を作るように自分のマガジンを販売することができます。

 

定期購読マガジン(noteプレミアム会員のみ)

一方で「定期購読マガジン」は、毎月一定の金額を支払うサブスクリプション型の有料コンテンツです。

ニュースレターのように読者に記事を届けることができます。

定期購読マガジンの配信を行うには、有料プランの「noteプレミアム」に登録する必要もあり、審査に合格する必要があります。事前に申請した回数、毎月コンテンツを発信する必要があります。

noteプレミアムは月額500円のプランで無料版よりも多くの機能を利用することができます。

note プレミアム | note公式サイト
 

メンバーシップ

メンバーシップ機能では、月額のサブスクリプション形式で、ファンから応援やサポートを受けられるサービスです。

コンテンツ発信というよりも「コミュニティ・ファンクラブ運営」に近いサービスだとイメージです。メンバーシップサービスでは定期購読マガジンのように記事を執筆しなくても問題ありません。

メンバーシップ機能では、記事の限定公開や会員とコミュニケーションをとれる掲示板機能を利用できます。
 

売ることばかり考えすぎないように注意しましょう

書いた記事を有料にすればなんでも売れるわけではありません。

煽りばかり強く、肝心の中身の薄いコンテンツを販売してユーザーから期待はずれと思われると、利用者から悪い印象を持たれます。

最初から有料コンテンツで稼ぐことだけを目的にnoteを運営すると利用者は離れていくでしょう。

「売ること」ばかりに目を向けると、長期的にはうまくいかない可能性が高いことも頭に入れておきましょう。

 

noteのデメリット・注意点

noteにも、デメリットや注意すべき点はあります。具体的には以下3つの点を考慮した上で、noteを使うべきか検討しましょう。

  1. アフィリエイトで稼ぐことはかなり難しい
  2. カスタマイズ性・自由度が低い
  3. 利用規約がありアカウント停止のリスクもある

 

ASPと提携できないためアフィリエイトは難しい

noteは、ASPと提携できないためアフィリエイトは難しいです。

アフィリエイト広告を記事に掲載するには、広告を扱っている「ASP」と提携をする必要があります。

WordPressブログなら幅広いASPと提携できますが、noteが提携できるのはAmazonアフィリエイトだけです。

商品紹介できる手段がかなり限定されるため、アフィリエイト目的であれば基本的にnoteは向いていません。
 

カスタマイズ性・自由度が低い

noteでは、デザインやレイアウトの調整がほとんどできません。

はてなブログなどの無料ブログサービスでは、テンプレートによってデザインを変更できますが、noteはユーザー全員が初期のままのデザインでアカウントを運営しています。

コンテンツ作りに集中できる一方で、自分なりにカスタマイズする余地がほとんどない点には注意しましょう。

また、基本的にnoteのドメイン内で運営する形になります。

「note pro」に加入すれば独自ドメインを利用することは可能ですが、企業向けで月額8万円と高い目で、個人が使うシーンは少ないでしょう。

企業情報を発信するならnote pro
 

利用規約がありアカウントが停止されるリスクがある

noteには利用規約があり、運営側から規約違反だと認定された場合アカウントが閉鎖されてしまうリスクもあります。

たとえば、以下のようなコンテンツを発信すると禁止事項に該当しアカウント停止のリスクがあります。

  • わいせつ的、暴力的な表現行為、その他過度の不快感を及ぼすおそれのあるもの。
  • 差別につながる民族・宗教・人種・性別・年齢等に関するもの
  • マルチ商法等、当社がユーザーに不利益をもたらすと判断する情報商材
  • 「必ずもうかる」等、ユーザーに著しい誤解を招く表現を用いたもの

ご利用規約 | note公式サイト

とはいえ、 法令を遵守し、普通に情報を発信していればアカウントが停止される可能性は低いです。

しかし、noteが株式上場・コンプライアンスが強化されていくなかで、最初は大丈夫だったものがあとからNGになりアカウント停止されたケースもあります。

WordPressと違ってあくまで他所のプラットフォームで運営しているので、そういったリスクがあることは覚えておきましょう。

 
 

noteとWordPressの違い

今やブログ運営において定番となった「WordPress」。noteとWordPressのどちらを使うべきか悩んでいる人もいるでしょう。

ここからは、noteとWordPressの主な違いについて、以下の順番で解説していきます。

note WordPress
運営費用
無料

年額5,000〜1万円程度
はじめやすさ
デザインの自由度 ×
収益化の手段
資産性

 

noteは無料から利用可能

1つ目の違いは、運営にかかる金額です。

WordPressの場合、レンタルサーバーや独自ドメインの利用で、1年間でおよそ10,000円の維持費用がかかってきます。

noteは基本的にほとんどの機能を無料で使えます。完全無料で使い続けたいならnoteを使いましょう。

参考:ブログアフィリエイト開設でかかる初期費用と毎年の維持費用

 

noteの方がはじめやすく簡単

noteの方がWordPressよりもはじめやすく簡単です。

WordPressの場合はレンタルサーバーを借りてWordPressを設定してセキュリティ対策して、、、といったように記事を書くだけでなく覚えることが多いです。

noteの場合は、SNSのようにアカウント開設して、すぐに記事を書けるような状態になるので、記事の執筆に注力できます。
 

noteはデザインの自由度がない

noteは、WordPressに比べるとデザインの自由度がありません。そのため、装飾で個性を出すことは難しいです。

一方、WordPressでは自分の好きなデザインにカスタマイズできます。かわいいデザイン・格好いいデザイン・スタイリッシュなデザインやレイアウトなど自由に設定できます。

自分の個性を打ち出したデザインにしたい人は、WordPressの方が適しているといえるでしょう。

一方で「noteのシンプルなデザインで十分」noteの方が向いているかもしれません。

 

noteは基本的に自コンテンツ販売に限られる

noteは先ほど説明した通り、コンテンツ自体に料金を設定できますが、基本的にアフィリエイトは向いていません(制限が大きい)。

一方でWordPressブログの場合、アフィリエイト広告が可能で制約は特にありません。もちろん自社コンテンツ・サービス販売も可能です。

また、noteははじめやすい一方、有料コンテンツ販売時に手数料がかかる点にも注意しましょう。

(参考)コンテンツを販売する際に引かれる手数料 | note公式サイト

自分自身の作ったコンテンツを販売するのではなく、アフィリエイトで収益化したい人はWordPressの方が向いているでしょう。
 

WordPressは独自ドメインで運営でき資産性が高い

資産性という観点では、WordPressの方がnoteよりも高いです。

noteはあくまでnote配下のドメインで運営するため、たとえば被リンクがたくさんついても、あくまでnote内の話です。

アカウント停止されれば全て失いますし、noteというプラットフォームに依存している形になります。

一方、WordPressの場合、独自ドメインで運営できるため、被リンクによって自分所有のドメインに影響力がつけることができます。

仮にサーバー会社に何か問題があっても、別サーバーに引っ越しすることもできます。

(参考)【WordPress始め方】ワードプレスブログの作り方 総まとめ
 

noteがおすすめな人

noteを踏まえて、noteをおすすめできる人の特徴は主に下記の通りです。

  • 利用者の多いプラットフォームを利用したい方
  • 余計な広告が表示されないデザインが好きな人
  • 記事コンテンツ作りに集中したい人
  • 自分の作ったコンテンツを有料で販売したい人
  • noteのドメインパワーで検索上位を狙いたい人

 
noteは広告がなくシンプルなデザインです。WordPressのように設定も不要なので、記事コンテンツの制作に集中できる環境が整っています。

無料記事はもちろん、自分で創作した文章コンテンツを有料販売することもできますので、自分の書いた記事で収入を得たい人に向いています。

また最近では、noteのドメインパワーが強く検索上位にコラム系記事をちらほらと見かけます。noteのドメインパワーで検索上位にいけるか試して見たい人にもおすすめです。

一方、noteはアフィリエイトには向いておらず、カスタマイズ性・自由度は低いです。あくまで他所のプラットフォームでの運営しているという点も留意しておきましょう。

 

まとめ

まとめです。今回は、noteの特徴やメリットデメリット、およびWordPressとの違いについて解説しました。

結論、ブログ目的において、noteは「無料で手軽に情報発信したい人」や「自分の書いたコンテンツを有料で販売したいクリエイター思考」の人に向いています。

一方、WordPressは「アフィリエイトで収益化したい人」「自由度・記事の資産性を求める人」「自社サービス・商品を販売したい人」に向いています。


 

noteは無料ですぐに始められるので、悩んでいる方はとりあえずアカウント登録してみて1記事書いてみるとよいでしょう。

力の入った記事でなくとも、気軽にな日記としての運用している方も多いですよ。

今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
 

 

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