「ブログを始めてみたものの続かない!」「何記事か書いてみたけれど反応が全くなくてモチベーションが減ってきた」といったようにブログを継続できずに辞めてしまう人は多いです。
ブログを継続できる人にはいくつか系統・タイプがありますが、いずれにしてもブログは1年スパンの長期目線で継続しないとアクセスも増えていきません。
最初の半年は、アクセスもなく反応もない期間が続きます。
この記事では、ブログを継続できている人の特徴や継続のコツを解説していきます。
ブログが継続できている人の特徴
ブログを継続している人たちには、主に以下のような共通の特徴があります。
- 時間と環境に比較的余裕がある
- 長期目線で淡々と記事を書くことができる
- 好き・得意・熱中できるテーマがある
- 書くことが好き・情報発信が好き
- 強い目的や達成したい目標がある
- 心の中で自分ならいけると自信を持っている
複数に当てはまる人もいれば、どれか一つだけ当てはまる人もいるでしょう。
以下でそれぞれ詳しく解説していきます。
【特徴1】時間と環境に比較的余裕がある
1つ目の特徴は、「時間と環境に比較的余裕がある人」です。
「仕事の残業が少ない」「土日祝日は休みで自由時間」といった人や「授業が終わったらその後はフリー時間の学生」など時間や環境に比較的余裕がある人はその時点で忙しい人よりも有利です。
もちろん、仕事が夜遅くまで続く人や、家事育児で忙しい人でも、上手く時間を有効活用することで継続できる人もたくさんいます。
しかし、比較的時間に余裕のある人はそんな工夫をしなくても、ハードルが一つ低い状態なのでブログを開始・継続しやすい状況にあります。
【特徴2】長期目線で淡々と記事を書くことができる
2つ目は、「長期目線で淡々と記事を書くことができる人」です。
短期的な数字や反応に一喜一憂せず、気持ちの上がり下がりの幅が少なく淡々と作業できるのが特徴です。
強いモチベーションがあるわけでも熱中できるテーマがなくても、1〜2年の長期スパンで淡々と記事を書くことができます。
すぐ辞めてしまう人の特徴として「何記事か書いてみたけれど反応や手応えを感じずに辞めてしまう」といったパターンが多いです。
長期目線で淡々と記事を書くことができる人は、自分の生活スタイルに支障をきたさない範囲で淡々とブログを書くことができます。
【特徴3】好き・得意・熱中できるテーマがある
3つ目は、「好き・得意・熱中できるテーマがある」ことです。
好き・熱中できるテーマであれば1日何時間でも集中して没頭できます。
「好き・熱中できるテーマ」が見つかれば、その時点ではまだ勉強し始めたばかりでもいずれ専門性もついてきます。
好きなテーマでブログを書くことも楽しいので、そのテーマが好きである限りブログをずっと続けられます。
【特徴4】書くことが好き・情報発信が好き
4つ目は、純粋に「書くことが好き・情報発信が好きな人」です。
ブログで文章を書くこと・表現をすることが純粋に楽しいので1日何時間でも集中して没頭できます。
ブログのテーマ自体が決まっている人もいれば雑記の人もいるでしょうが、ブログを書くこと=趣味と同等なのでブログをずっと続けられるでしょう。
【特徴5】ブログに対して明確な目的や達成したい目標がある
5つ目は、「ブログに対して明確な目的や達成したい目標がある人」です。
「熱中できるテーマもないし書くこと自体が好きなわけでもない。けれど絶対にブログで収益化を実現したい」といった人も中にはいます。
「今の会社を辞めて独立したい」といった人もいれば、「就職したくないから学生のうちにブログで収益化したい」など色々な背景な人がいるでしょう。
しかし共通点として優先順位第一位でブログに取り組んでいるため、自分で試行錯誤や改善活動を重ねつつ、ひたすらブログ作業に取り組むことができます。
【特徴6】心の中で自分ならいけると自信を持っている
6つ目は、「心の中で自分ならいけると自信を持っている人」です。
自分の専門性や競合サイトの状況、世の中のトレンドを見て「自分ならいけると自信を持っている」人も世の中にはいます。
ブログは誰かがうまくいく保証をしてくれるわけではないのである意味根拠のない自信ですが、心の中で自分ならいけると信じているのでブログを継続することができます。
ブログが続かない原因と継続するためのコツ
前半でブログが継続できている人の特徴と紹介しましたが、実際問題、忙しい環境にあったり、熱中できるテーマがないといった人も多いでしょう。
ここでは、大多数の一般的な人でもできるブログを継続するためのコツをご紹介します。
- ブログに集中できる環境で作業する
- 先に書きたいテーマを一覧に書き出す
- 達成したい目標と行動でできる施策を決める
- 1年間の長期スパンで考えて作業する
- 70%のクオリティで記事を公開してしまう
- ブログのテーマについて改めて勉強し直す
- ブログ仲間のいる環境で頑張る
- 自社サービス・商品を作る
【コツ1】ブログに集中できる環境で作業する
一つ目は、「ブログに集中できる環境で作業する」です。
パソコンの動作が重くて集中できなくなる人もいれば、家では気が散って続かない人も多いです。
必要に応じて、PCの買い替えを検討したり、家ではブログを書かずに外で書くと割り切ってしまうのも手です。
たとえば、カフェやコワーキングスペースなど外出先でブログを書くことで、効率的に記事を仕上げることができます。
特に「コワーキングスペース」であれば仕事や勉強に集中している人がたくさんいるので、作業のモチベーションが高まります。
「休日早起きしようと思っても早起きできない。仕事がある日は早起きできるのに。」といった人も多いでしょう。
意志だけに頼っても上手くいかない人は多いです。逆にいうと強制力のある環境に変えると意志の弱い人でも続けることができます。
ブログを書く環境をいかに整えるかは、非常に大切な要素の一つです。
【コツ2】先に書きたいテーマを一覧に書き出す
2つ目の対策は「先に書きたいテーマを一覧に書き出す」です。
何を書くべきか記事のテーマが思い浮かばない人やテーマ選びに時間がかかって進まない人も多いです。
その都度その都度なんとなく次の記事テーマを考えていて書くことが思い浮かばい場合は、「直近執筆予定の記事のタイトルを10個〜20個書き出す」のがおすすめです。
その都度その都度なんとなく次の記事テーマを考えている場合は、一度2,3時間ほどブログネタを書き出す時間をとってみるようにしましょう。
まとめて一通りネタ出ししてから、あとは順番にその記事を書いていく形にすれば少なくとも「書きたいことが思い浮かばない」ということはなくなります。
(参考)ブログが書けない・書くことがない原因と対策【6つの原因】
【コツ3】達成したい目標と行動でできる施策を決める
3つ目のコツは、「達成したい目標と行動でできる施策を決めて書き出すこと」です。
特に収益化や問い合わせが欲しいなどビジネス用途でブログを運営する場合、目標や具体的な行動施策を設定することが重要です。
具体的には、「今年中に〇〇を達成したい。そのためにAAとBBを実施する」といったような目標と施策です。
【目標】6ヶ月後に月3,000PVを目指す。
【行動施策】6ヶ月間で60記事を書く。
目標や施策を設定する際は、達成可能な範囲で具体的な数字や期限を設けるとより効果的です。
目標は、「〇〇ヶ月後に月〇〇PVを目指す」「〇〇ヶ月後に月1万円を目指す」「〇〇ヶ月後に△△のキーワードで1位を取る」などのように立ててあげると良いでしょう。
ただし、ブログのPVや収益および検索順位は、自分ではコントロールできない数値です。自分がいくら努力しても、達成できるとは限りません。
そこで設定した目標を達成するための行動施策「6ヶ月間で60記事を書く(3日に1回のペースで記事を書く)」「最初の3ヶ月間で60記事を書いて残りの3ヶ月間でリライトを行う」といった施策を立てます。
ポイントは「思う・考える」だけではなく「書き出す」ことです。思い切ってSNSで発信するのも良いでしょう。
目標は頑張れば実現可能そうな内容で立てること
目標を立てる際のコツは、実現可能な目標を立てることです。
例えば現時点と目標の距離があまりにも遠いと、達成のイメージが湧かず目標や施策があまり意味のないものになってしまうため、おすすめできません。。
実現が難しい目標としては、例えば以下のような目標です。
- 半年以内にブログで月100万円稼ぐ
- 一年以内に月300万PVを目指す
ブログ初心者で上記の目標達成のためにどんな施策が適当かが思い浮かぶ人は少ないでしょう。
目標と実績の乖離が激しすぎる結果になり、あとからPDCA(改善活動)を測るときもやりにくくなってしまうため、目標と施策を立てる意味が薄くなります。
ハードルを上げすぎない
行動のハードルを下げることもブログの継続が容易になるポイントの一つです。
「毎日朝4時に起きて3時間」「寝る時間を削って3時間」などいきなりハードすぎる行動を取り入れると、長期的な継続が難しくなります。
ストイックすぎる内容は一部の人は実現できても多くの人には向いていません。
マイペースにやりたい人であれば「1日30分だけ記事を書く」くらいの内容でも十分です。
モチベーションは浮き沈みが激しいもので最初の頃は「今日は何時間でも記事を書けそう!」と思う日もあれば、パソコンを開くことさえ億劫な日も出てきます。
最初に設定した行動施策が達成できない状況が続くとブログのことを考えるのも嫌になり辞めてしまうこともあるでしょう。
多少の浮き沈みも考慮しつつ無理のない範囲でやってみて、習慣化してきたら「休みの日は2時間作業する」など少しずつ行動量を増やしていきましょう。
【コツ4】1年間の長期スパンで考えて作業する
4つ目のコツは、ブログには時間がかかるため1年くらいの長期的な目線をもつことです。
ブログ開始後1〜2ヶ月で成果を感じられずに落ち込んだりする人もいるかと思いますが、少なくとも最初の3ヶ月は記事の内容の良し悪しや記事の数に関わらず検索エンジンの評価も適切に得られません。
検索エンジンがサイトを適切に評価し始めるのは3ヶ月〜6ヶ月ほどかかります。
この期間は記事を書くことに専念し、アクセス数や収益については3ヶ月目以降に考えていくようにすると良いでしょう。
一発目で成果を出そうとしすぎない
なかには「ブログで失敗したらこれまでの作業や努力が無駄になるから、絶対に上手くいくと思うまで動きたくない」といった人も少なからずいます。
しかし実際問題、初心者が考えるテーマ・コンセプトのブログ一発目でうまくいく人はあまり多くありません。
1回やって撤退したけれど、2回目・3回目テーマの範囲を変えて上手くいったという人の方が多いのではないでしょうか。
1回目のブログで上手くいかなくても、それまでに培ったスキルをもとに2回目のブログにチャレンジすれば良いのです。
ベテランの人でも100発100中で上手くいくというのは不可能で、10回中3回が上手くいったという的中率でも普通(十分)です。
最短距離で成果を出そうとしすぎないこともコツの一つです。
【コツ5】70%のクオリティで記事を公開してしまう
5つ目のコツは、「70%のクオリティで記事を公開してしまう」です。
完璧を求めすぎると、ブログの更新が滞ってしまいます。70%程度の「そこそこの出来栄え」で記事を公開して、記事を書きながらスキルを上げていくのも有効なアプローチです。
最初から完璧な記事を書こうとして1記事に1ヶ月かかるよりも、70%のクオリティで3日で書き上げる方が挫折しにくく、記事を書く力も上がっていきます。
記事は何度でも書き直せますので、最初のうちは量をこなして徐々に質を高めていきましょう。
(参考)【質と量どちらが重要?】ブログ初心者は量をこなして質を上げよう
【コツ6】ブログのテーマについて改めて勉強し直す
6つ目のコツは、ブログのテーマについて改めて勉強し直すです。
ブログのテーマの知識が不足している場合は、記事のネタも思い浮かびにくくなりますし、記事の品質も下がる傾向があります。
勉強するなら、インターネット上の単発単発の記事を読むよりも(断片的な情報を収集するよりも)、書籍のように一通り学べるレベルの高い内容をインプットするのがおすすめです。
勉強はしたけどネタが思い浮かばないという人は、「そのジャンルに対してどんな悩みや疑問を読者が持っているのか」を調査するのもありでしょう。
以下は、読者の悩みを探す具体的な方法例です。
- Yahoo! 知恵袋でユーザーの悩みを調べる
- X(旧Twitter)やInstagramでユーザーの投稿を見る
- 知人や友人に質問してみる
- 過去の自分が何に悩んだか・挫折したか思い出してみる
- 同じジャンルのブログを読んでみる
前述の書籍などで知識をインプット後に、具体的な読者の悩みなどを調査すると、「知識と読者の悩みや疑問」の両方がわかるので、よりニーズのある品質の高い記事を書けるようになります。
【コツ7】ブログ仲間のいる環境で頑張る
7つ目のコツは、「ブログ仲間のいる環境で頑張ること」です。
誰とも関わらずに淡々とやりたい人もいれば、一人は苦なので同じ目標を追いかける仲間と一緒にやりたい人もいるでしょう。
1人でやるのが苦手なタイプの人の場合、ブログ仲間のいる環境で頑張るのも一つの手です。
ブログ系オンラインサロンやSNSでのコミュニティに参加することで、同じ目標を持つ人たちと情報交換や相談ができます。
無料のものもあれば月云千円というものもありますが、良いコミュニティであればブログ仲間やライバルからモチベーションを受けたり、自分1人では気付けないようなテクニックを学べることもあるでしょう。
デメリットとしては、「ブログを書くことよりも交流が楽しくなってしまう」「悪い意味で馴れ合い的な感じになってしまう」ことも多いので、交流がしたいのかブログで成果を得たいのか自分の意志をはっきりさせておく必要があります。
【コツ8】自社サービス・商品を作る
最後のコツが、「自社サービス・商品を作る」ことです。
たとえば、プログラミング系のブログなら「自分でプログラミングをしてサービスリリースする」、ダイエットブログなら「ダイエットコーチ」、筋トレブログなら「パーソナルトレーナー」など自社商品・サービスを作ります。
ブログだけでなくリアルの場で自社商品や自社サービスを提供・発信できるようになると、プロ意識が圧倒的にでてきます。
また、マインド面だけでなく、サイトの専門性や権威性の向上も期待でき、責任感を追うことでブログに記載する内容も品質向上が期待できます。
読者のリアルな悩みやネットでの集客も学ぶことができるようになるので、趣味から職業レベルへとステップアップが見込めます。
特化ブログを運営している人であれば、小さくても自社サービスや商品を作ってみるのもおすすめです。
まとめ
まとめです。今回は、ブログを継続できている人の特徴や継続のコツを解説しました。
最初の半年は、アクセスもなく反応もない期間が続きます。「ブログを始めてみたものの続かない!」「何記事か書いてみたけれど反応が全くなくてモチベーションが減ってきた」といったようにブログを継続できずに辞めてしまう人は多いです。
環境を変えて集中力を高める、行動のハードルを下げる、具体的な目標を設定する、完璧主義を捨てるなど、ご自身の状況に合わせて工夫することが重要です。
これらのコツを活用して、ぜひブログの継続に挑戦してみてください。
なお、実際にブログを今すぐ始めたい方向けに「【WordPressの始め方総まとめ】ワードプレスブログの作り方」でWordPressを使ったブログの始め方をご紹介しています。あわせてご参照いただけたら幸いです。
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
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