「ブログになかなかアクセスが集まらない。何が原因なんだろう?」「どうすればアクセス数が増えるのかな?」と悩んでいるブログ初心者は多いです。
ブログの目的が収益化であれ、自己ブランディングであれ、アクセスが集まらないことには意味がありません。
読者目線でのコンテンツ作りの継続と基本的なSEOができれば、アクセス数を増やすことは可能です。
本記事では、ブログのアクセス数が増えない原因や増やし方、アクセス数の確認方法について解説していきます。
ブログのアクセス数を増やす方法【基本編】
ブログのアクセスの主な流入経路は「GoogleやYahooなどの検索エンジン」や「TwitterやInstagramなどのSNS」です。
ブログに人を集めるためには、検索エンジンで上位を取るか、SNSなどでフォロワーを集めて影響力をつける必要があります。
始めたばかりのブログは誰も来ない孤島のようなもので検索経由もSNS経由もアクセスが0の状態です。ここから魅力的なコンテンツを作り検索エンジンやSNSなどのパイプ(交通網)を太くして人を増やす必要があります。
ブログ開設初期の段階はまず記事数を増やす
ブログ開設初期の段階は、まず「記事数を増やす」ことです。
一記事一記事のアクセスは低くても、記事数が多いと単純に「1記事平均〇〇アクセス × 記事数≒アクセス数」でアクセスが増える計算になります。
原則で考えれば少ない記事数でも読者目線の最高品質の記事があれば検索上位表示させることは可能ですが、実際は初心者がいきなり競合サイトよりも高品質な記事を作ることはなかなか難しいです。
質を意識して書くことも重要ですが、ブログ初心者の場合はある程度の質を意識しつつ、量をこなして慣れていくことも大切です。
実際、5記事や10記事くらいの記事数だと残念ながらアクセスが集まらないことも多いです。
50記事・100記事と書いていくと、偶然でもそのうちのどれかの記事かが、何らかのキーワードで検索上位を取れてアクセスが集まることが多いです。
ブログ初心者の場合、特に最初の3ヶ月・30記事くらいまではアクセス数も気にする必要もありません。
どんなに高品質な記事を書いても検索エンジンが適切に評価するのに3〜6ヶ月程度かかります。
この段階で悩んでいる人は、まずは記事を30記事、50記事と記事を増やしていきましょう。
(参考)【ブログは質と量のどちらが重要?】質が重要だが初心者は量をこなそう
記事ごとに上位表示したいキーワードをタイトルに入れる
二つ目の方法は、記事ごとに上位表示したいキーワードをタイトルに入れるです。
読者は、基本的に自分の知りたいことをキーワードを検索エンジンに入力して、「これだ!」と思うサイトを選んでサイトを閲覧します。
なお、キーワード選びのコツは「〇〇 + 〇〇 + 〇〇」のように3語くらいの組み合わせを設定してみるのがおすすめです。
→タイトルの例:ブログ記事のタイトルの選び方を初心者向けに徹底解説
たとえば、「ブログ」だけのような、単一キーワードで狙うことは難易度的に非常に困難です。ユーザーが何を求めているのか類推することも難しく、初心者が狙って取れるキーワードではありません。
一方、「ブログ アクセス 増やす方法」といった複合ワードであれば「ブログでアクセスを増やす方法を知りたい」とすぐわかります。
ブログを始めたばかりの頃は、4語くらいで狙うのも良いでしょう。
キーワード選びのより具体的な選び方・入れ方については「ブログ記事のキーワードの選び方&入れ方【初心者向けSEO】」をご参照下さい。
ユーザー(読み手)の検索意図を理解しよう
ユーザーが検索エンジンで検索する意図を検索意図と言います。
検索意図は大きく「〇〇を知りたい(KNOW)」「〇〇のサイトに行きたい(GO)」「〇〇したい(DO)」「〇〇を買いたい(BUY)」に分けることができます。
検索意図を想像して把握すれば、ブログ記事の中身もより有益な情報を掲載することができます。
記事を「リード文」「各論見出し」「まとめ」で構成する
三つ目は、「記事を「各論見出し」「まとめ」で構成する」です。
タイトルの後に、冒頭のリード文で訪問者に何を伝えたいかを述べます。
次に「各論」で、訪問者に伝えたいことを具体的に細かく説明します。最後に「まとめ」を述べます。
- 【タイトル】記事のタイトル。記事のテーマを記述する
- 【リード文】記事の導入文。訪問者に自分のことだと興味を持ってもらい記事概要を記述する
- 【各論】テーマを支えるための具体的な内容を各論として記述する
- 【まとめ】記事の内容を総括する
最初に記事のテーマや答えを書いて、そのあとで根拠・具体例など詳細の説明をしていくビジネス文書のような書き方をしていきます。
先に見出しを箇条書きなどで書いておいて記事の骨格を作ると良いでしょう。
- <h2>【ステップ1】ブログのキーワードの選び方</h2>
- <h3>ユーザーが検索に利用する可能性の高いキーワードを想像する</h3>
- <h3>3語以上からなる複合キーワードで考える</h3>
- <h3>調べ物系のキーワードと購入検討系のキーワードを意識する</h3>
- <h3>実際に検索して競合サイトを調査する</h3>
- <h2>【ステップ2】ブログ記事への選んだキーワードの入れ方</h2>
- <h3>選んだキーワードをタイトルに含める</h3>
- <h3>メタディスクリプションにキーワードを含める</h3>
- <h3>選んだキーワードと共起語を大見出し(h2)に含める</h3>
- <h3>選んだキーワードと共起語を本文に含める</h3>
- <h2>【ステップ3】記事公開後に必要に応じてタイトルを書き換える</h2>
(※)実際作成した記事はこちら(ブログ記事のキーワードの選び方&入れ方【初心者向けSEO】)
もし見出しを使っていない方は見出しを使うようにしましょう。以下は見出しのある例と見出しなしの例です。
見出しのない文章例
以下は見出しのない文章例です。
一から順番に読んでいかないと内容が把握できず分かりにくい文章です。
見出しを適切につけた文章例
以下は見出しをつけた例です。
見出しを読むだけで何が書いてあるか把握できるため読みやすくなります。
なお、具体的なブログの書き方については「【ブログライティング】初心者向けブログ記事の書き方 総まとめ」で詳しく記載しています。
画像や箇条書きなどを使って見やすくする
四つ目は、「画像や箇条書きなどを使って見やすくする」です。
分かりやすいブログを作るためには、文章だけでなくレイアウトや装飾を工夫して、直感的にわかる(右脳に訴えかける)構成にすることが大切です。
読み手に情報を整理してもらうのではなく、書き手側が、情報・レイアウトを整理して読み手の考える負担を減らすことで、読み手に親切な作りのブログになります。
具体的には、以下の点を意識して文章を書くと、流し読みでも理解できるわかりやすい記事になります。
- 2,3行ごとに改行を入れて間を空ける
- 見出しを使って論理的な文章構造を作る
- 図を使ってイメージで理解してもらう
- 箇条書きを使って項目数を理解してもらう
- 表を使って情報を整理して見せる
- 長いブログ記事は目次を作って整理する
- 吹き出しで会話して緩急を入れる
- 枠や色などの装飾をつける
じっくり読まないと理解できない文章だと、ユーザーはすぐにブログから離脱してしまいます。
ストレスなく、最後まですらすら読み通せる文章を目指しましょう。
上記の見やすいブログの具体的な作り方については「【レイアウト・装飾で差をつける】見やすいブログ記事の作り方・書き方」をご参照ください。
自身の経験談や最新情報・独自コンテンツを記事内に盛り込む
「自身の経験談や最新情報・独自コンテンツを記事内に盛り込む」方法も有効です。
Googleは、オリジナリティのある記事を高く評価します。競合と同じ情報しかない記事を書いても、ライバルに埋もれてしまうだけです。
記事にオリジナリティを持たせるには、自身の経験談や最新情報を盛り込むことが効果的です。
以下はGoogleが考える有益なコンテンツの考え方の一部です。
- コンテンツは、独自の情報、レポート、研究または分析の結果を提示しているものですか。
- コンテンツには、自明の事柄だけでなく、洞察に富んだ分析内容や興味深い情報が含まれていますか。
- コンテンツが他のソースを参考にしたものである場合は、単なるコピーや書き換えではなく、付加価値とオリジナリティを十分に示すものですか。
SNSでブログ記事を拡散する
ブログは検索だよりだけでなく、「SNSも活用してブログ記事を拡散する」のも効果的です。
ブログへのアクセスはSEOがメインですが、SNSから集客することもできます。
検索エンジンからの流入は時間がかかるのに対して、SNSは比較的早期にアクセスを呼び込める可能性があります。
例えばX(旧Twitter)に新記事をシェアすれば、SEO評価が低いサイトでも流入を見込めます。
集客におけるSEOとSNSの特徴は以下の通り。
- SEO:安定的なアクセスが見込めるが、結果が出るまで時間がかかる。
- SNS:ある程度のフォロワーがいれば簡単にアクセスを集められるが、アカウントの運用コストがかかる。
SNSからの流入が多ければ、検索エンジンの評価も高評価を得られる可能性が高まります。
地道に記事を書いて検索エンジンでの上位を狙いつつ、SNSでもフォロワーを増やしたり記事をシェアしてブログに呼び込んで併用するのがおすすめです。
(参考)【ブログとSNSの違いは?】特徴や上手な使い分け方・連携方法
ブログのアクセス数を増やす方法【テクニック編】
つぎに、少しテクニックよりですがアクセス数を増やす方法をご紹介します。
全ての人・ブログに適用できるわけではありませんが、必要に応じて使えそうな方法を使ってみましょう。
最新情報のトレンド記事を作成する
1つ目は「最新情報のトレンド記事を作成する」です。
たとえば、筋トレに関する記事は、既に世の中に何十・何百と説明されているブログがあります。
一方、「〇〇ジムが大阪で本日オープンされたので体験しにいきました」といったような時事ネタは、発表時点で公式サイトなどの一部以外はまだ情報がない状態からスタートします。
発表された直後に、誰よりも早く書けば、その時点で唯一の情報となり、アクセスが集まりやすいという傾向があります。
- 新しくオープンされた店舗情報
- 新しくリリースされた製品やサービス
- 最新の映画・漫画・芸能情報
- テレビ番組の時事ネタ
- 最新のIT技術情報(例. ChatGPTやBardsなど)
- そのほかニュースに取り上げられるような最新の時事ネタ
普段は時事ネタに関係ない記事を書いている場合でも、たまには最新の時事ネタを扱うことで流入が増える可能性があります。
なお、最新情報のみ取り扱うブログをトレンド型ブログと呼んだりします。詳しくは「【トレンドブログとは】特徴とメリットデメリット・収益化方法」をご参照ください。
各個別記事を統合したまとめ記事を作る
「まとめ記事」を作ることでブログ内の回遊率アップとアクセスアップができる場合があります。
ここではまとめ記事を、「関連性の高い個別記事をまとめた包括的なコンテンツ(記事)」と定義して説明します。
たとえば、「WordPressの使い方」について網羅的に解説した記事を作る場合、狙うキーワードは「WordPress 使い方」です。
「WordPress 使い方」から想定される検索ニーズは、以下のように多種多様です。
- WordPressの初期設定はどのように進めればいい?
- テーマのインストール方法は?
- エディターの使い方を知りたい
- そもそもどうやってログインするの?
- おすすめのプラグインは?
- 固定ページと投稿の違いは?
- バージョンアップってどうすれば良いの?
まとめ記事は、検索意図が大きい(テーマが大きい)記事になることが多く、ミドルキーワードやビッグキーワードを狙う記事に適しています。
まとめ記事と個別記事を作ることで、ボリュームの大きいキーワードで上位表示を狙うことができ、記事間を相互に行き来できるようになります。
まとめ記事の作り方については「ブログまとめ記事の作り方とメリット・個別記事との違い」をご参照ください。
関連記事を内部リンクで繋げてサイト回遊率を高める
記事数がある程度できたら、「関連記事を内部リンクで繋げてサイト回遊率を高め」ましょう。
記事1本で読者の悩みを完璧に解決するのは困難です。
前述のまとめ記事のように、個別記事とまとめ記事を連結することで、各々の記事に興味のある人がすぐにページに辿り着けるように利便性を向上させます。
こうすることでサイト全体として読者の悩みにアプローチすることができ、サイト内の回遊率も上がり、結果として検索エンジンの評価も上がる可能性が高くなります。
アクセスデータをもとに記事をリライトする
公開した記事は、アクセスデータをもとに記事をリライトすることでさらに質を高められます。
リライトによってユーザー満足度を高め、SEOの順位も上がる可能性があります。
以下は、具体的なリライト方法の一例です。
- ニーズに合う情報を追加する
- ニーズに合わない情報を削除する
- オリジナル画像を追加する
- 読みやすくなるように文章を調整する
- 表や箇条書きを増やす
- 見出しの順番を入れ替える
- 見出しを分割する
アクセス解析には、Googleサーチコンソールを利用すると便利です。下記は当サイトのブログ記事「ブログ記事のキーワードの選び方&入れ方」の検索状況です。
ここをみた中で、タイトルに含まれていないのに検索ニーズがある(表示回数が多く、比較的検索上位でクリックも多い)キーワードがあれば、そのキーワードを含めた方がよりアクセスが伸びる可能性があります。
逆に自分の意図としていたキーワードが全然表示回数が少ない(検索ニーズがない)場合、そのキーワードは除外することを検討する余地があります。
(※)ただし、あくまでその記事の中身や検索状況にもよります。たとえば、該当キーワードがメインテーマではない場合、一つの記事に詰め込むよりも別記事にした方が良い場合もあります。ですので、個別個別で中身は吟味する必要があります。
検索状況を分析して、必要に応じて記事のタイトルにあるキーワードを書き換えを検討しましょう。
関連記事
アクセス解析には、Googleアナリティクスやサーチコンソール、Microsoft Clarityが無料で使えて便利です。
被リンク(外部サイトからのリンク)を増やす
被リンク(外部サイトからのリンク)を増やすという考え方も、アクセスアップを狙う上で非常に大切です。
良質なコンテンツは自然とゆっくりリンクが貼られていきます(被リンクといいます)。外部のサイトが自分のホームページを紹介してくれることも検索順位の向上につながります。
世界と日本で 有名な CMS シェア と特徴を比較は私の記事ですが、以前サーバー会社のカゴヤ・ジャパンのコラムに参照としてリンクを貼られたことがあります。
おおよその被リンクはGoogle Search Consoleから確認することができます。
なお、以前は有料でリンクを購入したり、サテライトサイト(適当なサイトを大量に作ってリンクを当てる)で検索順位をあげるグレーな手法も存在しましたが、現在Googleはこういった行為を発見したらペナルティとして順位を大きく落とすので手段を選ばない極端な被リンク集めには注意しましょう。
作成したサイト・コンテンツはオンライン(インターネット)、及びオフライン(リアル)でも積極的に宣伝・拡散して、自然発生的に被リンクが増えるように努力していきましょう。
(補足)サイト全体の特化ジャンル・構成を決めておく
これから新規でブログを作成する人は最初にサイト全体のジャンル・構成を決めておくのも有効です。
記事をたくさん書いても、ジャンルが決まっておらず、サイト全体として読者に最適化されていないケースもよくあります。
扱うテーマや方向性を絞ってあげた方がサイト全体の質の向上と利便性の向上が実現しやすくなります。
- 税理士が、税金のことに特化して書いたブログ
- 特定の商品ブランド愛好家が、特定の商品群のことに特化して書いたブログ
- トレーダー・投資家が、株やFXについて特化した書いたブログ
- 30代美容部員が、30代向けに美容について特化して書いたブログ、などなど
(※)必ずしもサイト所有者がその道の専門家である必要はありません。ただし、そのサイトならではの、深い視点での考察や体験談・主張は大事な要素です。
ジャンルを絞って特定しているため、読み手の属性(困りごとやニーズ・年齢・収入・性別など)を特定しやすく、その人に向けて特化したブログ構成・情報発信をすることができます。
【アクセス数アップは本当に必要か】本当の目的も忘れずに
注意すべき点として、アクセス数アップ自体が本当に必要なのかという視点も意識しておきしましょう。
多くの場合、アフィリエイトなどで収益を得たい、自社サービス・商品を購入してほしいといった目的で、アクセスを増やしたいと考える人が多いでしょう。
しかし、ジャンル特化ブログなどの場合、ニッチなジャンルでも特定のキーワードで検索上位を取ることができれば、アクセス数は少なくても十分収益化・商品サービスの購入につなげることは可能です。
トレンド型ブログ&Googleアドセンスで、アクセス数=収益に直結する場合はアクセス数が重要な要素です。
しかし、そうでない特化ブログでむやみやたらにアクセス数を意識して記事を量産・ジャンルを拡大すると、かえってサイト全体の専門性や評価に悪影響を与える可能性もあります。
あくまで「アクセス数アップ」は手段の一つと捉えて、手段と本当の目的を取り違えていないかも意識しておきましょう。
ブログのアクセスが増えない原因
ここからはブログのアクセスが増えない原因を解説します。
「アクセスを増やす方法」を実践しても、「ニッチすぎるジャンル」や「医療健康系ジャンルのブログ」でアクセスが増えない可能性もありますの注意しましょう。
ブログでアクセスが増えない原因は、大きくカテゴライズすると下記の通り。
- 検索エンジンで上位表示を取れていない
- ブログを開設してから運用期間がまだ短い
- ブログの記事の品質が低い
- ブログの記事数が少ない
- 需要のないテーマ・キーワードで記事を作っている
- 医療・健康系ジャンルのブログを運営している
(参考)ブログ初心者にありがちな失敗例17個と対策・解決策【パターン別】
【原因1】検索エンジンで上位表示を取れていない
一つ目の原因は、検索エンジンで上位表示を取れていないからです。
利用者はGoogleやYahooなどの検索エンジンでキーワードを入力して表示されるた検索結果を経由してアクセスします。
下記は検索順位とクリック率の関係です(横軸がサイトの検索順位で縦軸がクリック確率)。1位の記事がクリックされる確率は約13%ですが、2位は約7%、3位は約4%です。
- 1位:13.94%
- 2位:7.52%
- 3位:4.68%
- 4位:3.91%
- 5位:2.98%
- 6位:2.42%
- 7位:2.06%
- 8位:1.78%
- 9位:1.46%
- 10位:1.32%
2ページ目に関してはクリック率が1%を切ってしまうので、ブログへアクセスを集めるには、最低でも1ページ目を獲得しなければなりません。
仮に自分が書いたブログが50位だとしたら、なかなか読者にたどり着いてもらえないでしょう。
1位から2位に下がるだけでもクリック率が半減するため、少しでも高い順位に記事を表示させたいところです。
既に多くの記事がある中で検索上位に表示されるようにするためには、検索上位のサイトよりも読者にとって有益なコンテンツを作る必要があります。
【原因2】ブログを開設してから運用期間がまだ短い
アクセスが増えない2つ目の原因は、シンプルに「ブログを開設してから運用期間がまだ短い」からです。
新規ドメインで作成したWordPressブログの場合、サイト全体が適切な評価を受けるにはどんなに短くても3〜6ヶ月はかかります。
どんなに質の高い記事を書いたとしても、開設してから3ヶ月未満の場合はサイト全体の評価はまだ低いままなので、検索結果の上位には表示されません。
検索エンジンは記事単体の質だけでなく、ドメイン全体(ドメインの年齢やドメインの専門ジャンル、ドメインへの被リンク)なども考慮されて評価づけます。
そのため、ブログ運営初期は、アクセス数は完全に無視してしまっても構いません。
【原因3】ブログの記事の品質が低い
アクセスが増えない4つ目の原因は、「ブログの記事の品質が低い」です。
たとえば、「◯◯食堂でご飯食べた。美味しかった。」といった、ご飯や日常系の感想日記のようなブログでアクセスを集めることは一般的に難しいです。
基本的に読者は、自身の悩みや願望を解決できる情報を探してブログを読みに来ますので、読者目線で役に立つ記事を書く必要があります。
仮にごはんブログなら、自分目線ではなく、読者目線の食レポスタイルにすることで、アクセスが集まる可能性があります。
読者目線で考えれば自ずと、本質的なの考え方や細かいテクニックも意識できます。
- 冒頭に結論を述べて少しでも簡潔に分かりやすくしよう
- 見出しや目次を入れて少しでも短時間で全体像を把握できるようにしよう
- 図や画像を入れてできるだけ一目でわかるようにしよう
- 自分の感想だけでなく客観的なデータも引用で入れておこう
- 主な読者は初心者だから専門用語だらけにならないように気をつけよう
- 補足部分が気になる人向けに他の関連記事も内部リンクで紹介しておこう etc...
どんなジャンルのブログにおいても、情報が浅い記事(読者にとって参考にならない記事)だと、いくらブログの運営期間が長くても記事数が多くてもアクセスは集まりません。
【原因4】ブログの記事数が少ない
アクセスが増えない4つ目の原因は、「ブログの記事数が少ない」ことです。
ブログ初心者の場合、たとえ頑張って時間をかけて品質の良い記事を作っても、5記事や10記事くらいの記事数だとどの記事も検索上位にならずアクセスが集まらないことが多いです。
しかし、50記事、100記事と書いていくと、偶然でも(意図していなくても)、どれかの記事かが検索上位を取れてアクセスが集まることが多いです。
アクセスの多い記事の傾向から、そのブログにニーズのあるカテゴリー・今後書くべき記事のテーマを推測することもできます。
特にブログ初心者の場合は、量をこなさないと記事の品質も上がらないので、記事数が少ないと言う方はまずは記事数を増やして行ってみましょう。
(参考)【ブログは質と量のどちらが重要?】質が重要だが初心者は量をこなそう
【原因5】需要のないテーマ・キーワードで記事を作っている
アクセスが増えない5つ目の原因は、「需要のないテーマ・キーワードで記事を作っている」です。
魚のいないところで魚釣りをしていても釣れないように、需要のないテーマやキーワードで記事を作ってもアクセスは集まりません。
ニッチなジャンルは個人でも検索上位に表示されやすいメリットがあります。
しかし、全国でも100人くらいしか興味のないようなニッチすぎるジャンルにしてしまうと、その母数を超えるアクセスボリュームを得ることは難しいです。
需要が少なすぎるテーマやキーワードで記事を書いてもアクセス数は増えないので、その場合はジャンルを変更するか拡大する必要があります。
なお、テーマについての需要の大きさは、「aramakijake」などのキーワードボリューム検索ツールを調べることで把握できます。
【原因6】医療・健康系ジャンルのブログを運営している
アクセスが増えない6つ目の原因は、「医療・健康系ジャンルのブログを運営している」です。
YMYL『Your Money Your Life』といってGoogleなどの検索エンジンが、医療行為など人の命に関わるようなジャンルについては、厚生労働省や国立病院・大学病院などの信頼性を担保できる公的機関を検索上位に表示させるようにしています。
「ガンの闘病ブログ」や「息子・娘の病気克服ブログ」などのように、実際に自分や家族が体験・克服したことを周りに発信して、同じように苦しんでいる人を応援したい・参考にしてほしいと言う方は多いと思いますし、気持ちもわかります。
しかし、ブログでアクセスを集められるかとどうか言う観点で言うと、医療系キーワードは個人サイトが上位に来ないように検索アルゴリズムが組まれています。
現状は、たとえ医療関係者でも個人ブログという土俵で戦うのならかなり厳しいのが現状です(※)。
(※)医療関係者であれば、自社のクリニックサイトで発信するブログであれば検索上位に表示させることも可能です。
Googleアドセンスでも医療系・健康系分野を扱っている場合、審査も厳しくなる傾向にあります。
医療・健康系はGoogleが「人の命や生活に関わる重大なテーマ」と考えており、通常のブログよりも「発信者は信頼に足る人物・組織か」、「医学的・論理的・客観的な根拠があるか」などより正確性・信頼性が求められます。
ブログのアクセス数の確認方法
ブログへのアクセス数を確認するには、「Google サーチコンソール」や「Google アナリティクス」というツールを使うのが便利です。
特に、Google Search Consoleでは、記事ごとに実際にどんなキーワードで検索されて流入があるかが確認できて、何をすべきかが分かり易いのでおすすめです。
Googleサーチコンソールの登録・設定方法と見方を徹底解説
また、「Google アナリティクス」では、どんな記事がたくさん見られているかや、ユーザーの流入経路(検索エンジン経由かSNS経由かなど)、ブログ内のユーザーの行動などを細かく調べられます。
(参考)【GA4対応】Googleアナリティクスの仕組み・見方と設定方法
アナリティクスもサーチコンソールも無料で使えるため、ブログ開始初期から設定しておくことをおすすめします。
まとめ
まとめです。今回は、ブログのアクセス数が増えない原因や増やし方、アクセス数の確認方法について詳しく解説しました。
ブログに人を集めるためには、検索エンジンで上位を取るか、SNSなどでフォロワーを集めて影響力をつける必要があります。
始めたばかりのブログは誰も来ない孤島のようなもので検索経由もSNS経由もアクセスが0の状態です。ここから魅力的なコンテンツを作り検索エンジンやSNSなどのパイプ(交通網)を太くして人を増やす必要があります。
アクセス数自体は、ブログ運営開始から3ヶ月程度はアクセス数を気にする必要はないのでとにかく記事を増やしていきましょう。
また、注意点として、アクセス数アップ自体が本当に必要なのかという視点も意識しておきしましょう。
ニッチなジャンルでも特定のキーワードで検索上位を取ることができれば、アクセス数は少なくても十分収益化・商品サービスの購入につなげることは可能です。
あくまで「アクセス数アップ」は手段の一つと捉えて、手段と本当の目的を取り違えていないかも意識しておきましょう。
なお、これからブログを始めたい方は「【WordPressの始め方総まとめ】ワードプレスブログの作り方」でWordPressを使ったブログの始め方をご紹介しています。あわせてご参照いただけたら幸いです。
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
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